<お風呂の詰まり①>~構造と原因~

一日が終わったら、その日の疲れや汚れを洗い流し、すっきりとリフレッシュしたいですよね。そんな時に、突然お風呂の排水口が詰まってしまった! そんなトラブルが起きると、どうしていいのか分からず困ってしまいます。
そんなお風呂の詰まりトラブルの原因と対処法を、2回に分けてご紹介いたします。
第1回目にご紹介するのは、排水口の構造と詰まりの原因です

お風呂の排水の構造

お風呂の排水の構造ほとんどのご家庭では、排水口は直接下水管につながっていません。
排水経路の途中には、水をためておくことで、虫やニオイなどを遮断する「排水トラップ」という仕組みがあります。
さらに、浴室の排水口には、流れてきた髪の毛を網目で受け止める「ヘアキャッチャー」があります。そして、その上にふたが乗せてあるのが、一般的な構造です。
これは、一軒家の浴室でもマンションなどの集合住宅のユニットバスでも、ほとんどのお風呂に共通する構造です。

お風呂と台所――同じ詰まりでも何が違う?

お風呂と台所――同じ詰まりでも何が違う?一口に『詰まり』と言っても、その原因は異なります。主な違いは、排水に含まれる物質の性質で、比較することができます。
たとえば、台所の詰まりとお風呂の詰まり、2つの違いは何でしょうか? 

台所で起きる詰まりの主な原因は、油汚れによるものです。
フライパンなどの調理器具や使用済みのお皿に付着した油、食べ物のカスなどが排水口を通り抜け、排水管の中に少しずつ堆積していきます。
年月をかけてたまった汚れは排水管の内壁にこびりつき、徐々に層が厚くなり、排水が流れにくい状態を引き起こします。

一方、お風呂の場合は、髪の毛や人間の皮脂・垢、石けんカスなどが詰まりの原因として考えられます。
皮脂や泡は、体を洗うお湯と一緒に流れることがほとんどです。排水口や排水管に溜まることなく、水と共に排出されてしまうため、詰まりの原因とはなることはありません。
油汚れと違い、髪の毛は、年月が経っても変質したり固まったりすることはないので、比較的対応が容易です。

水が流れていく時に異音がする、排水の流れが遅いと感じるのは、流れが悪くなっている証拠です。

お風呂で起こりやすい詰まりの症状は、大きく分けて2つあります。
それは、ヘアキャッチャーに髪の毛が詰まっている場合と、ヘアキャッチャーをすり抜けた髪の毛が、その先の排水トラップに詰まってしまっている場合。
お風呂で起きる詰まりのほとんどが、このどちらかです。

髪の毛は、ヘアキャッチャーの網にとどまるか排水トラップに引っかかります。もしヘアキャッチャーや排水トラップをすり抜けたとしても、多くの場合、髪の毛は排水管の途中で堆積することなく、水と共にそのまま排出されます。

お風呂で使う水の量って?

お風呂で使う水の量って?お風呂では、毎日、大量の水を使用します。
湯船にお湯をはる場合、浴槽の大きさにもよりますがおよそ200~300リットルの水を使います。シャワーは1分間におよそ10~12リットルですから、15分間シャワーを浴びれば、ほとんど浴槽と同じ量のお湯を消費することになります。
泡や体についた汚れ・皮脂などは、排水経路の途中に堆積する間もなく、この大量の水に押し流されていくのです。

繰り返しになりますが、お風呂の排水口の詰まりの主な原因は、髪の毛です。
そして、詰まりが発生するポイントは、ヘアキャッチャーおよび、排水トラップの周囲がほとんど。排水トラップよりも奥の排水管で詰まってしまう可能性は低く、さほど気にされる必要はありません。
この点を理解されていれば、もしご家庭でお風呂の詰まりが起きてしまった場合でも、ご自身で対処することが可能です。
また、詰まりが生じてしまわないよう、こまめにヘアキャッチャーや排水口に溜まった髪の毛を取り除くなど、予防も対処しやすくなります。

次の記事では、実際に詰まりが起きたときの対処法と予防について、詳しくご紹介していきます。ぜひ、あわせてご覧ください。

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