ユニットバスの特徴と浴室リフォームの種類や工事の流れについて

在来工法より低価格で防水性に勝るユニットバスが主流

在来工法より低価格で防水性に勝るユニットバスが主流浴室のリフォームを決意されるきっかけというのは、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、弊社によくいただくご要望の中では、「冬はお風呂場が寒い」「タイル張りの床が滑りやすくて危ない」「お風呂場の入口に段差があってつまずくことがある」「光熱費が高い」などがあります。

かつてのお風呂場といえば、浴槽と床や壁、天井が分離した、在来工法と呼ばれる作りのお風呂が主流でした。現在は、浴槽と浴室が一体化したユニットバス(システムバス)が人気です。

新築住宅だけでなく既存住宅のリフォームにも、ユニットバスが使用される場合がほとんどで、市場に出荷される浴槽の約八割をユニットバスが占めています。
では、なぜユニットバスがこれほど隆盛になったのでしょうか。

その理由は、ユニットバスの持つ利点にあります。
例えば、「防水性や断熱性が高い」「工期が短く材料費も抑えられるため在来工法に比べて低価格」などという点です。
在来工法の浴室を解体してみると、必ずと言っていいほど水漏れの跡が見つかります。シロアリがいることも多く、土台や床、柱などが被害を受けていることがあります。
マンションなどの集合住宅のほとんどにユニットバスが採用されているのは、防水性能が高いユニットバスが階下への漏水被害を防ぐという理由が大きいでしょう。

さて、みなさんはリフォームと聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか?
浴室のリフォームというと、浴室を一度解体しなければならないというイメージがあるかもしれません。
もちろん、浴室まるごとから脱衣所、洗面台にまで渡るような大がかりなリフォームもありますが、手すりの取り付けや、浴槽や洗い場だけの修繕など、比較的低予算で短期間にできる部分的なリフォーム工事もあります。

次の項目では、知っておいて損はない浴室リフォームの種類や工事の流れ、相場・見積りなどをご案内いたします。

「必要な部分だけ」お風呂の部分リフォームでできること

「必要な部分だけ」お風呂の部分リフォームでできること不便を感じてはいるものの大規模なリフォームには二の足を踏んでしまう、という方には、必要な部分だけリフォームをするという方法があります。

たとえば、長く日本で親しまれてきた、タイル張りの浴室。
硬質でひんやりとしたタイル独特の質感が好きという人がいる一方、やはり「冬は寒い」「滑りやすい」「掃除がたいへん」など、機能面で不便だと感じる人も多いようです。

専門家に任せるのではなく、ご家庭で修理や補修するDIYでリフォームするなら、既存の床や壁の上から貼ることができるリフォーム用シートやパネルが便利です。
素足でも冷たく感じない床材や滑りにくい素材の床材、クッション性があって万が一、転倒しても衝撃を和らげてくれる床材があります。

壁も全面をリフォームするなら、シートやパネルを活用するのが良いでしょう。
ワンポイントの防水ステッカーを利用して、手軽にイメージチェンジすることもできます。

浴室出入り口の段差を解消するために、すのこでお風呂場の床を上げる方法があります。
滑りにくい素材や、触れた時にひんやりしない素材にするといいでしょう。
床の広さに合わせてオーダーメイドをすることもできます。
また、浴槽の中にもすのこを置くと、洗い場との段差が小さくなって、浴槽のフチをまたぎやすくなります。

浴室の床や浴槽は濡れていて滑りやすいので、手すりがあると安心ですね。
洗い場に手すりを設置するのも比較的小さな工事で済みます。ただし、強度のある壁にしっかりと取り付ける必要がありますので、その点はご注意ください。設置場所の強度が不足する場合には、壁の補強も必要です。

これらのプチリフォームならご家庭でも実現可能ですし、もちろん、弊社でも承っております。
そのほか、ヒートショックを防止する浴室暖房や、湿度が高くても安心な浴室乾燥機も、関心を集める人気のあるオプションです。

ユニットバスのリフォーム工事について

ユニットバスのリフォーム工事について浴槽やタイルが貼られた床や壁が別々の在来工法のお風呂場と違い、ユニットバス(システムバス)は、あらかじめ成型された浴槽、壁、天井などの各部材を組み立てます。
防水性、保温性が高いうえ短期間で組み立てられるため、集合住宅をはじめ、戸建住宅でも使用されています。

従来のユニットバスは、既製品で個性に乏しいというのが一般的な評価でした。
しかし、近ごろは、デザイン性の高い製品が数多くラインナップされていて、自分のこだわりを盛り込んだお風呂が実現できるようになりました。
ライフスタイルやご予算に合わせてお好みのものを選ぶとよいでしょう。

ユニットバスへのリフォームは、既存の浴室の形態によって、工事内容や工期が大きく異なります。
延べ床面積30~40坪程の住宅であれば、標準的な浴室の広さは約一坪。内法が160cm×160cmの、1616サイズが一般的です。
ここでは、木造一戸建ての想定で、1616サイズのユニットバスへリフォームした場合をご紹介します。
ユニットバスのサイズや浴槽などの形に応じて洗い場の有効面積が異なります。予算にあわせてリフォーム内容を検討しましょう。

在来工法の浴室からユニットバスへリフォームする場合

タイル床とステンレス浴槽の在来工法による浴室をユニットバスにリフォームする場合を例にして、およそ次のような内容となっております。

工事内容
既存の浴室を解体・撤去。必要に応じて補修工事を行った後、ユニットバスを取り付けます
予想工期
最短で4日間、平均5~7日間程度。※長くかかる場合は10日ほど。
工事費用
平均的なご予算は、約80万円~250万円 ほど。ただし、必要な工事、浴室のサイズや浴槽の形などによっても変動します

昔ながらの在来工法の浴室は、ユニットバスほど防水性に優れておりません。
タイルの目地が切れたり経年劣化により防水性が損なわれている場合があります。見えない部分に侵入した水は、建物の土台や柱を腐らせたり、シロアリの原因になったりします。
そのため、既存の浴室を取り壊す際には、周辺の壁や柱が傷んでいないかをチェックする必要があります。
もし、水漏れなどで傷んでいる場合には、別途補修工事を行います。

ユニットバスからユニットバスへリフォームする場合

ユニットバスからユニットバスへリフォームする場合ユニットバスの入れ替えは、在来工法で浴室をリフォームするより大幅に工期が短縮されます。
早ければ、3日目の夜には真新しい湯船に浸かることが可能です。浴槽だけの交換なら1日で完了することもあります。

工事内容
既存のユニットバスの撤去後、新しいユニットバスの組み立て
予想工期
最短で3日間、平均3~5日間程度。
工事費用
古いジェットバス・ユニットバスの処分料、工費、材料費などを含め、およそ50万円~150万円程度

ユニットバスが使えるのは

ユニットバスを組み立て終えてから、内部に防水処理を施します。シーリング材をしっかり定着させる必要があるため、組み立て終わった直後の使用は出来ません。
また、在来工法の浴室もシステムバスの浴室も、いずれもユニットバス組み立てが終わった次の日に、入り口ドア周辺の木工事や内部仕上げ(電気配線結線・排気ダクト接続等)の工事を行います。
そのため、ユニットバスが組み終わってもすぐには使用はできません。入浴できるのは、組み立てが終わった次の日からとご理解ください。

お風呂場のリフォームに関する注意点

お風呂場のリフォームに関する注意点お風呂場を全面リフォームする際に、思い切って脱衣所や洗面所のリフォームを一緒に行われる方がたくさんいらっしゃいます。
浴室の使用年数が15年から20年くらい経つと、リフォームを検討される方が増える傾向にあります。
脱衣所や洗面所も同じだけ年数が経過しているので、少なからず不具合を感じていらっしゃる方が多いようです。
各メーカーのパンフレットやサイトを見ていても魅力的な製品が多いので、お風呂がきれいになったら一緒に新調したいと思われるお気持ちも分かります。

脱衣所や洗面所というのは、浴室に次いで湿気が溜まりやすい場所です。もし古くなっていて気になる点があれば、リフォームの前に、湿気やカビで傷んでいる箇所がないかチェックしましょう。

脱衣所や洗面所は大々的にリフォームをしない場合でも、傷んでいる床を補強することもできますし、壁の汚れや黒ずみが目立つときは新しい壁紙に張り替えるなど、浴室リフォームとあわせて部分的な補修を行うことも可能です。

とくに、広い範囲を占める壁紙はインテリアの中でも重要な要素です。
明るい色の壁紙は清潔なイメージに、落ち着いた色味はリラックスできる洗面所に仕上がります。

洗面化粧台も、20年前と比べると収納が充実したものやスマートなデザインのものなどバリエーションが豊かな製品が増えました。
昨今の傾向として、省エネ設計の製品や掃除がしやすく汚れがつきにくい素材のものに人気が集まっています。最新の設備に交換すると、水まわりが綺麗になるというだけでなく、光熱費の面や利便性でもたくさんのメリットを感じられることと思います。
水まわり設備にも寿命がありますから、将来のトラブルを予防するという意味でも、買い替えを検討するタイミングとしてピッタリでしょう。

弊社では、お客様のご要望を丁寧にお聞きしたうえで、ご予算に応じたリフォーム工事をご提案させていただきます。お風呂まわりで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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