水まわりの掃除について

01illust006家族みんなが毎日使う水まわりこそキレイに保ちたいもの。水まわりの汚れはこびり付く前に拭き取るのがコツです。放っておくと落ちにくくなります。人目に付いてもおかしくないオシャレで便利なお掃除キットがお店やインターネットで気軽に手に入ります。余った布や毛糸で手作りも良いかもしれませんね!お気に入りの掃除用具を水まわりに配備して、汚したら簡単に掃除をする習慣を付けましょう。

バスルーム編

Point!バスルームの掃除はカビ対策がポイント

バスルームの掃除はカビ対策に尽きるといっても過言ではありません。
カビの要因は「栄養」、「水分」、「温度」の3点セット。入浴時には温水のほか、人の垢や石鹸カス、水垢という「栄養」がいっぱいです。梅雨はもちろん、結露しやすい冬場も要注意です。

1.入浴後のケア

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最低限のお手入れとして、最後にお風呂を出る人は、床と腰の高さ以下の壁面に水のシャワーをかけること。温度を下げるためお湯でなく水をかけます。その後タオルで拭いて水気をとっておけばなおよいです。専用雑巾でなくても体を拭いた後のタオルで拭いて、そのまま洗濯すれば楽。それから換気扇を回し、防犯上問題ない範囲で窓を開けるなどして常に乾燥を心がけましょう。できれば入浴直後に15分くらい窓を開けて暖かい湿気を逃がすと効果的。カビはもちろん、結露防止にもなります。浴槽も、入浴の最後、お湯を抜く時にタオルで拭けば、汚れが軽いので洗剤不要できれいになりますし、カビ対策だけでなく次の日のお風呂の準備が楽になって一石二鳥です。

2.ちょこちょこ掃除がコツ

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水回りはどこもそうですが、毎日ちょこちょこと掃除をすることがラク家事のコツです。お風呂もしかり。入浴時には「蛇口の根元だけ」「石鹸のトレーだけ」など一日一か所でよいので、ブラシで汚れを落としましょう。ブラシは古い歯ブラシを常備して使えば十分。ポイントは、石鹸が飛び散る範囲や、水栓やシャワーの根元、出入口や窓のサッシなど。隅っこには特に汚れがたまります。ブラシで汚れを掻き出し、シャワーで流します。これを繰り返すことで、半月もたてばお風呂を一周できるので、改めて掃除をする必要さえなくなってきます。ローテーションにはイスや洗面器などグッズ類や石鹸・洗剤置き場、排水口まわりや天井も入れて。洗面器やイス、風呂蓋は時々外で乾燥させるとベストです。ちょこちょこ掃除の時には洗剤は要りませんが、汚れが目立ってきたら酢や重曹、洗剤を使ってきちんと掃除を。窓がブラインドなら軍手をはめて拭けば楽ですよ。

3.カビが発生した時は

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タイルの目地もカビの生えやすい場所。日頃はブラシやメラミンスポンジなどでこすれば十分ですが、カビが発生してしまったら塩素系の漂白剤を(使用法を厳守して)つけて置き、洗い流します。頑固なカビには専用のカビ取り剤が有効です。同じような目地でも、窓枠などにシリコンなどでできた柔らかめの目地材が使われていることもあります。これは塩素系漂白剤を使うと変質してしまうので、必ず専用のカビ取り剤を使いましょう。浴室内を掃除する際には必ず十分な換気を行いながら、お掃除をしましょう。

また、鏡の曇りも気になる場所。これは石鹸カスや水垢などが混ざって固まるもので金属石鹸とよばれます。落とすには、軽いものなら重曹ペーストをスポンジや古歯ブラシにつけてこすりますが、ひどく固まったらクリームクレンザーなど研磨作用のあるものを使います。傷がつきやすいのでほどほどに! 専用洗剤や曇り止めも市販されていますので、気になる方はお求めになるとよいでしょう。

キッチン編

Point!キッチンの掃除は汚れに合った洗剤や落とし方がポイント

毎日何度も様々な食材を扱うキッチンは、カビや食中毒菌の増殖、臭いの発生、油や水垢など、汚れがつきやすい場所です。
中でも特に汚れがたまりやすいのは、「シンクまわり」、「コンロまわり」、そして「冷蔵庫」ですが、汚れに合った洗剤や落とし方をすることで、楽にきれいになります。キッチンにある汚れの種類は、生ゴミによるものや水垢、油が主ですのでそれを頭に入れて対処するとよいでしょう。

1.シンクまわり

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シンクに多い、生ゴミが元となるヌメリ成分は、カビ発生へとつながります。ついてすぐであれば水を含ませたスポンジで拭くだけでも落ちますが、シンク内では油や水垢と一緒になってとりづらくなるので、重曹や中性洗剤を使って洗い、水で流し、仕上げに必ず乾拭きすることでシンクが水垢(水道水のカルキ成分など)で白っぽくなるのを防止できます。水垢対策には酢水やクエン酸を使うのもお勧めです。

2.コンロまわり

コンロまわりに多い油汚れも、ついてすぐ熱いうちであれば簡単に落とせるので、調理後にサッとひと拭きを。専用ふきんや使い捨て布を常備しておくと便利です。冷めてもすぐなら中性洗剤を使って拭けば落ちますが、こびりついてしまったらアルカリ性洗剤(住居用洗剤など)をかけ、ラップやキッチンペーパーでパックをして油汚れをふやかしてから拭きとり、水拭きで仕上げます。コンロ前の床は飛び散った油で汚れやすいので、マットを敷いて時々洗うようにすれば、床の大掃除を減らせます。

3.冷蔵庫

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冷蔵庫も時々中を、酢水や重曹を使って水拭き+乾拭きして衛生を保ちたい部分。出し入れ時に飲食物がこぼれたり埃などが入り込む扉の内側や、野菜クズや土などが底に落ちやすい野菜室は特に汚れやすい部分ですので、マメに水拭きを。
換気扇は取り替え式のフィルターならこまめに替え、時々全体的に拭きあげますが、大型の換気扇は構造が複雑なのでプロに任せるのも手段のひとつです。また、食糧庫や食器庫の中はいつのまにか埃が積もっているゾーン。こちらも時々拭いておきましょう。

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ところで、キッチンの掃除が大変になるのは汚れをためるから。汚れがたまりやすい部分は特に、マメな掃除こそが楽に衛生的なキッチンをキープできるコツです。そこでお勧めするのは「ついで掃除」。「生ゴミ容器を洗うついでに水栓の根もとの汚れを古歯ブラシでシュシュッとかき出す」「食器洗いの最後にシンクまわりをひと拭き」「冷蔵庫を開けたついでにサッとひと拭き」「加熱調理をしたついでに、コンロまわりや電子レンジの中をサッとひと拭き」など。すぐ拭ける体制づくりがラク家事のツボです。

洗濯機編

Point!洗濯機の掃除はお手入れがポイント

ランドリーのお掃除は「洗濯機まわり」と同時に「洗濯槽」のお手入れがポイントです。洗濯機まわりの汚れは衣類を扱う時の糸くずや埃、こぼれた洗剤など。湿気も多いので掃除をしないとカビの元になります。

1.小まめな習慣づけを

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掃除機をかける際に、壁との隙間や洗濯機の下もついでにかける、液体洗剤がこぼれたら乾く前に拭きとるなど習慣づけるとよいでしょう。掃除機をかけづらい洗濯機の下は、針金ハンガーを縦長に成形してタオルを巻き、ストッキングをかぶせて作る「すきま掃除グッズ」が便利。また防水パンには、内側の洗濯機との隙間に埃などがたまりやすいので雑巾などで時々拭きとります。洗濯槽はカビ臭くなった経験をお持ちの方も多いと思います。洗濯で出る人の垢や油分、溶け残りの洗剤などの汚れが洗濯槽の内側にできる小さな傷や裏側に付着し、それを栄養にしてカビが生えます。湿気がこもりやすい裏側は特に要注意です

2.日頃の対策

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日頃の対策としてはまず、洗剤を使いすぎないこと。適量より多く使っても洗浄力は変わらないばかりか、洗濯槽に溶け残ってカビの元になります。洗濯石鹸はカスが残りやすいので、完全に溶かして使うことが大切です。次に、洗濯後にはフタを開けっぱなしにし、洗濯機の置いてある部屋をしっかり換気して中までしっかり乾かすこと。できれば使用後に、洗濯槽の内側を乾いた雑巾でサッと拭いたり、中へ重曹を少しふりかけて(そのまま次のお洗濯をしても大丈夫)おくと効果的。「カビ対策」などのお手入れ機能がついている機種なら活用しましょう。なお、洗濯物を洗濯機の中に溜め置くのは臭いやカビ発生の元なので厳禁です。

3.洗濯槽も掃除する

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洗濯槽は時々きちんとお掃除を。薬剤を使うのが効果的ですので、市販の専用の洗濯槽クリーナーや、なければ酸素系漂白剤を使いましょう。使い方は、夜寝る前に洗濯槽に水(できれば40℃程度のぬるま湯。ただし洗濯槽の耐熱温度に注意)をいっぱいまで入れ、洗浄剤か、酸素系漂白剤(約500ccと台所用洗剤を大さじ約1杯)を加え、3分ほど洗濯機を回した後一晩置き、朝、そのまま1サイクル(標準)運転させます。お酢やクエン酸を使った方法もあります。お酢(水40Lにつき1/2カップ)を入れて一晩おき、1サイクル運転します。ほとんど臭い
ませんし、あってもすぐに消えます。薬剤を使わないなら、洗濯槽の中を洗剤(中性洗剤か住居用洗剤を薄めて)や重曹をつけたスポンジでこすった後、水をかけて流し、乾拭きする方法もあります。洗剤の投入口や水栓との継ぎ目、ホースなど細かい部分は古い歯ブラシを使うと便利です。

トイレ編

Point!トイレ掃除の3ステップ

日常的にちょこっと行うついでケア
時々やるきちんと掃除
大掃除の念入り掃除

1.ついでケア

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日常のケアは家族全員の協力が一番です。
汚したなと思ったら「ついでにブラシでゴシゴシ」「ついでに使い捨てシートでひと拭き」といった「ついでケア」を習慣づけましょう。
臭い対策の意味から、便座の蓋を閉めることや、換気、湿気対策も大事です。
お掃除というより次に使う人へのエチケットですね。
男性なら特に「的をはずさない」ことが最低限のエチケット。
便座の外側に飛び散る汚れの真犯人は男性だといわれ、便器の枠にかかった尿もツルツルっと便器の外側に垂れて臭いの元になります。

2.きちんと掃除

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週に一度はやりたい「きちんと掃除」では、
尿汚れが残りやすい便座の裏やビデの根元、便器の淵の内側やふたの裏、床のほか、便器脇の壁も要注意。
またカビの発生しやすい手荒い場の流し台や蛇口の根元、水道管、埃のたまりやすい便器とタンクのすき間は見落としがちなので、特に梅雨時は気をつけましょう。
細かい場所の掃除には使い古しの歯ブラシや、綿棒、古布を巻きつけた割り箸がおすすめです。
日常使いの洗剤は中性のトイレ用洗剤ですが、ついてすぐの汚れなら重層やクエン酸、食物酢だけでも十分。
酢水スプレー(酢 : 水=1 : 2~3)を作っておくと便利です。

3.念入り掃除

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大掃除のときには、上のポイントのほか、頑固汚れや、日頃やれない「便座と便器の継ぎ目」「便器と床の接点」「タンクの中」「窓や換気扇」もお手入れしておきましょう。
便器の内側の頑固な尿汚れには湿布法を。
汚れ部分にトイレットペーパーを敷き詰めて洗剤(中性洗剤で無理なら酸性洗剤や塩素系洗剤を使用。絶対に一緒に使用しないこと)をかけ、30分経ってから流し、ブラシでこすりおとします。

Point!来客の際のポイント

基本的な掃除や清潔なタオル・スリッパに交換しておくのはいうまでもありませんが、プラスアルファのツボが2つあります。
一つめは臭い対策。人は他人の家の臭いに敏感なので、換気扇や消臭剤で空気をリフレッシュします。

二つめは印象up術。水栓など金属部分をピカッと光らせるときれいなトイレという印象を与えられます。ドアノブもお忘れなく。これはお掃除のプロのワザでもあります。

洗面所編

Point!洗面所の掃除は水が飛び散る範囲がポイント

洗面所の掃除は他の水回りと同じくカビ対策が重要で、身だしなみを整える所なので鏡をきれいに保つことも大切です。歯磨きや洗顔、手洗いなど、家にいれば一日に何度も使う洗面台は、水が飛び散るため汚れの範囲が広がります。中でも汚れやすいのは、「洗面ボウル」のほか、「蛇口の根元やその周囲」、「手洗い用の石鹸やボトルの周辺」、「鏡」。そして、足元の床にも飛び散ります。

1.習慣づけ

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汚れの種類は手垢や皮脂、水垢、埃、泥など。使うたびに汚れと水分が残り、それらが栄養と
なってカビ発生が早まります。ヌメリが出て、それがピンクになってきたらカビの一歩手前、注意信号です。
こういうと掃除が大変そうに思われますが、そうではありません。洗面所はキッチンほど油汚れが多くないので、使った時に水滴をひと拭きする習慣をつけてしまうだけでも清潔を保ちやすい場所。汚れをためてこびりつくから、改めて掃除する手間や道具、洗剤が必要になるし気持ちも悪いのです。普段から「洗顔や歯磨き後には顔を拭いたタオルで鏡や洗面ボウル、蛇口まわりをサッと」「乾いたタオル(雑巾)を常備しておいて手洗い後にサッと」「ついでに乾いた床用雑巾で足元をサッと」ひと拭きする習慣をつけてしまいましょう。時々それらのついでに古歯ブラシを使って蛇口の根元や排水口の中などの汚れをシュシュッとかき出したり、重曹や中性洗剤を使ってスポンジで洗っておけば、年末大掃除も要りません。

2.カビの対処法

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もしカビが発生してしまったら、軽いものなら練り歯磨きや台所用中性洗剤でも落ちますが、頑固なものになってしまったらクリームクレンザーや専用洗剤を使用してスポンジでこすり落とし、水で洗い流します。蛇口の根元など細かくてとり除きにくい部分は、綿棒に消毒用エタノールをつけてこすると落ちやすいです。

3.鏡

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鏡も大切なポイント。コンタクトの着脱や、髪やお化粧を整え身なりをチェックする方も多く、鏡が曇っていてはやりにくいです。鏡をきれいに保つにもやはり、使った時に飛び散った水滴を拭き取る習慣が第一です。乾いた水滴など丸い汚れは、中心から円を描くようにクルクルっと拭くと取りやすいです。湿気や埃などで全体がだんだん曇ってきますので、時には全面を拭いて。鏡を拭くのが何となく面倒だという方、時間がやけにかかったり、何度やっても水の筋や雑巾の毛羽がついてイヤになっていませんか?鏡はコツを覚えれば手早く効率的にきれいにできます。プロもやっているそのコツは、「拭くときは一方通行」「仕上げに必ず乾拭き」の2点。水拭きや洗剤拭きはコの字を描くように「左から右」「1段ずらして右から左」「1段ずらして左から右」という動きを繰り返しながら上から一方通行に拭いていけば、水の筋や毛羽が激減。仕上げに乾拭きをすることでとても綺麗に仕上がります。